〜 暑さ寒さと身体の仕組み 〜
人間の身体は、暑くなると皮膚の毛細血管を広げて体温を逃がし、逆に寒くなると血管を収縮させて皮膚の表面に血液がこないようにし、体温の低下を防ぐ仕組みになっています。
しかし、年齢を重ねると、寒暖の変化に対し血管の反応が鈍くなってしまいます。若い頃よりも暑さや寒さを強く感じるようになるのは、これが原因なのです。 |
〜 「ヒートショック」をご存知ですか 〜
特に冬場は手足の冷えなどから体調を崩しやすくなりますが、急激な温度変化は身体にとりわけ大きな負担を与えてしまいます。例えば、ストーブでぽかぽかのリビングから、トイレや浴室など、暖房のない寒い場所にいきなり移動すると、体内の熱を逃がさないよう血管が収縮し、血圧が急上昇します。
この状態を「ヒートショック」と呼びます。この「ヒートショック」は、血管の柔軟性が低くなっている高齢者ほど大きな影響を受けることになります。血圧が上昇している時間も、若年者の平均が約20分なのに対して、高齢者の場合は60分以上と3倍も長くなります。 |
〜 「ヒートショック」で起こる症状 〜
「ヒートショック」により血圧が急激に上昇すると、高血圧の代表的な疾病である心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす危険性が出てくるのです。
入浴前後の血圧変化を調査した結果によると、脱衣室・浴室の温度が低いほど血圧の上下も激しくなっていることがわかります。また、脳卒中を起こした人の4人に1人は、トイレに入った時の急激な冷えが原因だといわれています。 |
〜 どうやって防ぐ? 〜
お風呂では裸になりますので、急激に身体が冷やされ、「ヒートショック」とともに、寒さで筋肉が萎縮することで動作が固くなり、つまずきや転倒など事故につながる危険性も出てきます。しかし、従来浴室は換気扇がついているくらいで温度差に関しては無頓着でした。
そこで具体的な温度差対策として挙げられるのが「浴室換気暖房乾燥機」です。入浴前に短時間で浴室を暖め、温度差をなくすことでさまざまな危険性を抑えられるようになります。(入浴中は温風といえども直接身体にあてると、皮膚表面についた湯や水を急速に蒸発させ、身体の熱を急激に奪うので使用は避けます。)また、換気乾燥機能もあるので、浴室を洗濯物の乾燥室として使えるようになり、雪国の冬には非常に便利です。浴室と併せ、脱衣室にも同様の暖房を導入し、床暖房なども導入するとさらに効果的です。
トイレには温風ヒーターの設置や、便座も電気で暖められるものにするなどの配慮をすると危険性を軽減することが出来ます。
温度差を解消して「ヒートショック」を和らげるこれらの住宅設備を上手に活用して、安心・快適で健康的な住まいを実現しましょう。 |
のんびり快適に〜利用者Kさんの話
新井のおじいちゃん、Kさんは自他ともに認める大のお風呂好きですが、「風呂が寒いんだが何とかならないもんか」という一言で浴室換気暖房乾燥機を設置することになりました。
94歳とご高齢のKさんですが、ご自分でお湯を張り、浴室換気暖房乾燥機を使って浴室を暖めてからゆったりと安心してお風呂を楽しんでおられます。
息子さんも週末自宅に戻られたときは、この機械を使い、「ヒートショック」を防ぐ暖かい浴室で入浴をされているとのことでした。 |
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