会社情報

安心・安全の消毒管理体制

安心・安全な福祉用具をお届けするため
徹底した消毒とメンテナンスを行っています。

介護保険制度における福祉用具はレンタル形式が主体なので、必要や病状に合わせて最適なものが使われ、使用後に回収、再利用されるというサイクルで動いています。これは、実用的というだけでなく、持続可能な社会実現の観点からも優れたシステムです。

ここで重要になるのは、回収と提供の「接点」、つまり、細部にわたる点検、必要なメンテナンスと消毒という工程です。特に、感染症の原因になりうる細菌やウイルスは徹底的に除去する必要があります。病院への医療機器・用具の販売で創業し、医療現場を知っている私たちだからこそ、衛生の視点は厳しく、清潔なものを提供するという思想を徹底してきました。介護保険の指定基準を上回る厳格な基準・シルバーマークを上・中・下越それぞれの事業所で取得し、時間を掛けて構築した消毒ノウハウと熟練のスタッフ、最新の消毒機器により、さくらメディカル独自の消毒管理体制を実現しています。

安心・安全の3つの理由

新潟県内最多。消毒工程管理認定マーク事業所

上越・中越・下越3地域に、品質を担保する証として、消毒シルバーマーク認定事業所を設置しています。

県内の指定福祉用具貸与事業所は140事業所以上あり、消毒工程管理認定マーク取得事業所は6事業所、そのうち3事業所がさくらメディカルです。認定結果については、シルバーサービス振興会が認定の可否を決めており、継続して取得状況を維持しております。

消毒シルバーマークについて

消毒シルバーマークは、一般社団法人シルバーサービス振興会により認定される、適切に衛生管理された工程を経た福祉用具であることの証です。
専門家が消毒効果を、書類調査・実地調査の両面から科学的に検証し、認定しています。
また、2年ごとの更新制度のため、認定後も常にサービスの質の維持・向上が求められます。

トレーサビリティーに対応した流通管理

バーコードによる福祉用具レンタルに特化した自社システムを導入し、商品の回収・消毒・保管・納品といった一連の作業工程や、商品の状態、お客様のご利用状況等の履歴を管理することができ、商品に不具合やトラブルがあった場合に原因を特定したり、迅速な対応を行うことで、お客様の安全を担保しています。

安心の日常サポート

日々のお客様の安全を確保するため、商品に不具合が生じた場合は、熟練したスタッフが福祉用具のメンテナンス、アフターフォローを担当しています。福祉用具が故障した場合の交換対応や、修理が必要な場合の可否や判断、お客様のお困りごとに対して、専門知識と確かな技術で対応いたします。福祉用具に急な汚染やトラブルにも迅速な対応が可能です。

福祉用具に合わせた消毒方法

CASE-01車椅子の場合

最新鋭の泡と蒸気を使った消毒で、
病原微生物を確実に消毒。

高圧温水
蒸気消毒

車いすは、最新鋭の専用消毒機を用い、細部に付着した汚れを泡や高圧洗浄で物理的に除去した後、蒸気消毒、高温熱水消毒等を行い、薬液消毒等も組み合わせて確実に病原微生物を物理的に消毒します。

車いすは、タイヤの摩耗やブレーキワイヤーの劣化等、再利用する際にお客様が気持ちよくご利用いただけるよう、メンテナンスにも力をいれています。

全自動車椅子/多目的洗浄消毒機「ラスカル」

泡・高圧温水・蒸気で、車椅子を全自動洗浄・消毒。

  • 細部の汚れやシート内部の尿臭も、泡が包み込み、浮かします。
  • 上下左右に設置された高圧温水回転ノズルで、強力洗浄。​
  • 最終工程で、蒸気消毒を均一に施し福祉用具に付着した病原微生物に高い除菌効果を示します。

車椅子洗浄機「燦トルネード」

高圧洗浄ノズルが、庫内を110℃以上で高温熱水消毒

  • 専用洗剤を使用し、車いすと車輪を高圧洗浄ノズルで隅々まで洗浄します。
  • 車輪は回転ブラシが常時動作しながら洗浄するため、細かな隙間の汚れや黒ずみもきれいに落とします。
  • 車いす全体に高温熱水消毒を行うことで、病原微生物に高い消毒効果を示します。

車椅子車輪洗浄機「ラクーン・ミニ2」

車輪のしつこい汚れもキレイに洗浄。

  • 自走用・介助用・電動タイプといった、幅広い種類の車椅子に対応
  • 歩行補助具などの車輪洗浄もOK。
  • 車輪の側面も同時にキレイに洗浄。

CASE-02床ずれ防止用品、
マットレスの場合

熱×蒸気で、芯から病原微生物・ダニを消毒。

抗菌剤
自動噴霧
システム
蒸気消毒
乾熱消毒

マットレスが数枚入る大型消毒機の中で、蒸気消毒、乾熱消毒といった物理的消毒方法によって病原微生物に効果を示します。繊維は、表面上だけを消毒すればいいというわけではないため、化学的方法や薬液等では消毒が難しい商品です。

マットレス類は厚みがある分、芯の中心部にまで消毒を行わなければなりません。その為、熱によってマットレス内部の中心温度を一定時間熱することで消毒効果が得られるマットレス専用の消毒機を用います。

また、熱消毒は、梅雨時期に大量発生するダニ類にも非常に強い効果を発揮します。毎日寝るために使用するマットレスのレンタルも、安心してご利用いただけます。

マットレス除菌機「クリーンキーパー」

マットレス・布団・毛布を一度に清潔に。

  • マットレスの中心部まで均一に加熱。庫内を一定時間かけて蒸気を通過させます。
  • へたりの強いマットレスも、蒸気のちからでふっくら復元
  • 薬剤は一切不使用。

CASE-03介護用ベット・付属品、移動用リフト、手すりの場合

オゾンの酸化作用で、一般細菌・ウィルスを99.999%除菌。

オゾン
消毒消臭

介護用ベッドのような大型機器の場合は、分解して細部にわたって点検と消毒が必要となります。特に、電装部品のチェックには細心の注意を払い、ご利用時に故障が起きないよう、回収時に見受けられる故障や劣化パーツは新品のものと交換していますので、安心、安全です。弊社ではあらゆる病原微生物に効果の高いオゾン消毒器を用い、密閉した庫内で3000ppmの濃度でオゾンガスを発生させ、オゾンのもつ酸化作用で一般細菌、ウィルスを99.999%除菌しています。

剛腕 GWD-1000F

オゾンの力で、見えない場所まで安心清潔。

  • 最大1000mg/hのオゾン発生量で、短時間で強力に除菌・消臭。
  • 原料は空気のみ、薬剤等は一切不使用。
  • オゾンは反応後酵素に戻るため、一切残留なし。

CASE-04歩行器、杖の場合

繊細な用具は、人の手でしっかりアルコール消毒。

高濃度
アルコール
人による
チェック

歩行器や杖は、洗浄後、細部にわたって点検、メンテナンスを行い、消耗したパーツを交換した後、高濃度のアルコール(76.9~81.4%)をガーゼ等に含ませて浸し、消毒を行っています。歩行器や杖は軽量で繊細な商品のため、人の目でよく確認しながら、ひとつひとつ丁寧に消毒を行っています。

数値に裏付けされた消毒効果

さくらメディカルは、福祉用具レンタルに微生物学的安全を確保し、お客様へより衛生的な福祉用具をご提供するための第三者評価機関である一般社団法人シルバーサービス振興会の消毒工程管理認定制度“消毒シルバーマーク”を取得しています。

一般社団法人シルバーサービス振興会は、昭和60年に厚生省シルバーサービス振興指導室設置が始まりとする高齢者をはじめ国民すべてが安心して暮らせる社会づくりを民間の立場から支えるため、シルバーサービスの質の向上とその健全な発展を図ることを目的に昭和62年3月に設立された団体で、日本における感染症法に基づいた消毒方法と作用条件を原則とし、厳しい監査基準を設けている第3者機関です。

当社が設置する消毒機器についても、感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きに要件を満たす消毒機器や消毒方法を採用しているため、消毒効果の高いエビデンスで、お客様へ安心、安全、清潔な福祉用具をご提供しています。

厚生労働省令 医政発第122001号について

寝具類の消毒に関する指針

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第六条第二項から第五項までに規定する感染症の病原体により汚染されているもの以外の病毒感染の危険のある寝具類に関する消毒方法

《蒸気による消毒》

蒸気滅菌機等を使用し、100℃以上の湿熱に10分以上作用させること

《熱湯による消毒》

80℃以上の熱湯に10分間以上浸すこと

エビデンスに基づいた法令遵守の消毒を用いる

病原微生物を的確に消毒するには、湿熱によって消毒することが感染症新法とガイドラインに定められています。

湿熱=蒸気、熱湯のような物理的消毒方法の種類には乾熱(乾いた熱)によって消毒を行なう方法もあり、福祉用具の消毒の多くは、乾熱による消毒や他の手法を取っている場合も見られますが、日本における感染症法によれば、安全を担保する消毒方法は、湿熱による消毒であることがわかります。さくらメディカルでは、より安全を担保することを目的として、蒸気消毒を選択しています。
※注1 消毒方法の優劣自体を示しているものではございません。

蒸気消毒の有効性

湿熱は熱伝導率が高く乾熱よりも病原微生物に効果が非常に高いです。

消毒工程のご紹介

STEP1

回収された福祉用具を洗浄、埃・汚れを除去

高圧洗浄機、車輪専用洗浄機等を使用して塵、埃をエアーで除去した後、洗剤をしようして汚れを高圧洗浄します。物理的に汚れを除去することで、次の工程の消毒に高い効果が得られます。また、感染症の疑いのある福祉用具につていは、一次消毒を行います。

STEP2

徹底チェック・修理・補修

細部にわたって徹底的に点検。消耗箇所や故障個所は新品パーツに交換し、修理補修します。

STEP3

専用消毒機で仕上げ

福祉用具毎に適した専用の消毒機器で最終消毒を行います。消毒後はきちんと乾燥させることで、カビ等の繁殖を防止します。

STEP4

検針・梱包・保管

外気に触れないよう、新品のビニール袋で梱包、圧着して密閉梱包します。マットレス等の繊維製品は、針の混入等が無いよう、検針機で検針作業を行ってから梱包し、梱包材にはシルバーマークを貼付して、清潔である福祉用具である旨を表示します。

STEP5

安全・清潔な福祉用具をご提供

納品前に、異常がないかどうか再チェックを行い、お客様へ安全で清潔な福祉用具をご提供します。

モノだけでなく、「安心」「安全」もお客様の元へ。
さくらメディカルのサービスをご利用ください。

お問い合わせ

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